3/4  アメリカは日本を守ってくれない。中津川のロータリークラブで田母神俊雄氏講演。

講演する田母神氏

 

 

 

田母神氏講演内容(要約)

 

 

 

*政界再編は必要

 

皆さんこんにちは。危険人物の田母神俊雄です。危ない奴だとマスコミに叩かれすぎて背がこんなに小さくなりました。(会場内爆笑)

 

 日本の政治を変えるために政界再編が必要です。その思いで今回の都知事選に出馬しました。 

 

*公明党は安倍総理の足を引っ張っている。

今、日本の政界は野党はみんな自民党の左側にいて足を引っ張ろうとしている。公明党も与党内野党みたいなもので阿倍総理がやろうとしている事を邪魔している。憲法改正や国防軍構想も反対です。消費増税は賛成です。景気は回復させたくない。なぜなら景気が悪いと国民は公明や共産に苦しい時の神頼みではありませんが彼等(公明・共産)に有利になると思っているのではと私は考えています。消費税を上げることでアベノミクスが腰を折られると今は景気回復基調ではあるが日本の9割が中小企業であり仕事が十分に行き渡っていないと賃上げが出来る状態になってはいない。日本のGDPは回復基調であるが、私(田母神氏)が都知事選に出て分かったことだが東京都の税収が今年は3千9百億円増収になる。今、一般の人には景気回復が実感出来ていないが、この

まま景気が回復すれば実感することが出来ると思われる。 

 

*安倍総理は国家感歴史感を持っている。石波茂は駄目

今、猛烈な勢いで安倍内閣潰しが進行している。なんとか安倍総理には潰されないようにと思っているが彼が潰れると後を継げる者がいない。これはきちんとした国家感歴史感を持った人がやたらといない。仮に石波茂が総理大臣になったとしても私は駄目だと思います。彼は靖国神社に一回も参拝したことが無いし、これからも参拝しないと言っている人ですから。もっとも軍事オタクですから日本の保守の政治家と思われているようですが私が航空幕僚長で彼が防衛大臣という近い立場で彼(石波茂)を見てきましたから良く分かります。皆さんも石波茂には騙されない方がいいと思います。

 

*武器輸出三原則廃止と自分の国は自分で守る。

 日本は戦後アメリカに守ってもらうという状態から今も脱出できないからである。日本はアメリカの軍事兵器を使用している。こういった物はアメリカが継続的に技術支援してくれないと動かなくなる。車であればアメリカ製でも日本の技術で動かすことができるが軍事兵器ではそうはいかない。軍事兵器は作った国でしか中身が分からない。したがって日本がアメリカと決定的な対立になったとしたら自衛隊の装備は動けなくなるということになる。日米対等になるためには武器輸出が必要である。武器輸出が解禁になれば日本の企業はいい兵器を作ることが出来る。しかし、武器輸出禁止三原則があり防衛省から発注がないと日本の企業は兵器を作ることが出来ない。これでは性能の良い兵器は作れない。しかし武器輸出が解禁になればいずれ日本が作った兵器が車と同じように世界で一流になり自衛隊の装備もアメリカ製から日本製

へと変わっていくと思います。

 

  *軍事力から情報戦争へ

 

 第二次世界大戦までは世界の富と資源は軍事力によって取り合っていたが現在は情報戦によって取り合いが行われている。その典型がTPPであ。また、嘘や出まかせの情報を流しお互いの国が合意の上で自国に有利な国際条約を結び富や資源を取り合うことが日常的に行われている。これが情報戦争である。しかし情報戦争を戦う態勢が日本にはまだ出来ていないし非常に弱い。

 

 *特定秘密保護法案の意味、日本はスパイ天国。

 

昨年に特定秘密保護法案が出来たが何故必要なのかマスコミや政府が十分に説明していないので多くの国民が必要性について理解できていない。 特定秘密保護法案は従来の日本の法律に比べて非常に画期的な法案である。それは何故かというと日本が新しい法律を作ろうとすると左翼が仕掛けることが多かったため左翼の意見を取り入れて、ちょっと左に寄った法律を作ることを繰り返してきたのが戦後自民党である。したがって法律が作られる度に弱体化するというのがこれまでの日本の状況です。ここにきて、この特定秘密保護法案というのは、もう下がらないぞ押し戻すぞという意思表示の法案である。これまでは国家の機密を漏らすと懲役1年で済んだが、この法案によって罰則は強化される。マスコミは何もしていない善良な市民が捕まると煽るがそんなことはありません。

この法案には大きな意味が2つ有ります。一つ目はこれまで日本はスパイ天国と言われていて公務員が秘密を漏らしても公務員は捕まるが公務員をそそのかし情報を取った外国人は捕まらないということであった。しかし特定秘密保護法案では情報を取った外国人スパイを捕まえることが出来るようになった。

 もう一つは日本はスパイ網というものを持っていなかったが情報戦争にあって東京にはアメリカ、イギリス、ロシア、そして中国といった国のスパイが銀行員や大使館員に身分を偽ってスパイ活動を行っている。スパイ網が全世界に築かれているのが大きな国の現状である。日本がこれを行おうとすると労働基準法が改正されて履歴書に保護者欄というのがなくなり、貴方のお父さんはどこに住んでいるんですか?等といった個人の背景を聞いてはいけないことになっている。ところが特定秘密保護法案には適正評価というものが盛り込まれた。適正評価というのは背景調査が出来るということになる。スパイ網を作る上でお金や機械を使っていくわけだが簡単に日本を裏切る人間を使ってはスパイ網を作っても意味がなくなる。そこで個人の背景を徹底的に調べるといったことが必要である。例えば三親等以内に共産党員がいないかといったことが調べられることになったことに大きな意味がある。これで日本が普通の国に向かって進んで行く事が出来る大きな前進であると思っています。

 

  *対アメリカ関係と日本経済。改革という名のもとで日本はぶち壊れた。

 

 日本はアメリカの言う通りにすれば儲かるのか?損をするだけである。日本の主権が侵されているがアメリカが一番侵している。これは日本が自主的に侵されている。日本では役所が予算を作る時に根回しと称してアメリカに伺いを立てているからである。したがって日本はアメリカの属国になってしまい日本人が働いたお金がアメリカに持っていかれてしまうという訳である。この20年で世界のGDPは2倍になったがGDPが減ったのは日本だけである。これは日本の政治がおかしくなったからである。日本の政治がおかしくなってきたのは政治主導と言いだしてからである。役人に任せるものは任せておけば良い政治ができるが役人に任せておけばろくなことをしないと言って役人を叩いたので役人は言われたことしかしないといったことが起きてしまった。だから日本は、この20年間見事に世界に負けてしまったのである。20年前は日本の一人当たりのGDPはやがてアメリカを追い越し世界で1番になるだろうと言われていたが昨年の数字では世界20数番目になってしまった。公共事業は悪と言われ10年前の半分位に削られ国の借金が減ったかと言えばかえって増えた。デフレ脱却の糸口が見つからない中、安倍政権になり景気回復するかなといった方向にに向かっている状況である。この20年間「改革改革」と言われ小泉純一郎や竹中平蔵に代表される改革派と言われる人達が国民に支持され実行してきたわけである。改革によって何か良くなったかと問われると何も良くなっていないと思います。つまり改革という名のもとで日本ぶち壊しがこの20年間政府主導によって行われてきたのである。これはアメリカの要求によってである。1993年に宮澤・クリントン会談により年に一度構造改革要求書を交換しようということが決まりました。翌年の日本の年次改革要求書が出来たが日本はアメリカの要求に対して100点満点で回答しようとしたがアメリカは日本の要求をほとんど無視してきた。アメリカの進行がどんどん進んでいったのである。アメリカの要求だけが実現され郵政民営化がそれである。また建築基準法の改定により有無を言わせずアメリカの建築資材を使わせるようになった。それ以外にも談合の摘発が行われるようになりこの20年間で建設業界では3分の1が減り280万人もの建築労働者が職場を離れた。これにより何が起きるかというと東日本大震災みたいなことが起こると平時の需要にしか応じられない労力しか持たなきなり急な需要に応えられなくなる。昔は談合により地域である程度の労力を持っていたので談合は悪い事ばかりではない。

 

 *日本には日本派の政治家がいない

 

 日本には日本の国益を考える政治家がいない。日本には中国に同情する親中派といわれる政治家が多くいる。これに対して保守派といわれる政治家がいます。ですが、この保守派の大半の政治家はアメリカ派である。日本の政治家は中国派とアメリカ派が勢力争いをしているという状況である。日本には日本派という政治家がほとんどいない。外国を見るとイギリスの政治家はイギリス派であり、フランスの政治家はフランス派である。日本派の政治家がいないのは中国派やアメリカ派が邪魔をするからである。

 

 *憲法改正と自虐史観からの脱却

 

 歴史は戦勝国がつくるものであり日本国憲法はGHQによって作られ日本は悪い国だと書いてある。それを日教組が忠実に子供に教えるといった事になり欠陥だらけの大人が出来上がる。その代表が鳩山由紀夫や管直人である。そのため憲法改正、国防軍構想は必要である。その大きなステップは靖国参拝である。靖国参拝が普通に出来るようにならないと日本国民は自虐史観から解き放たれない。日本が軍備的に強くなると必ず侵略戦争をする。これは誤った歴史感である。日本が好戦的にアメリカに仕掛け戦争をしたわけではなくアメリカに仕掛けられ、これ以上首を絞められると死んでしまうという状況になり止むを得ず戦争に突入していった。しかし多くの知識人、石波茂でさえも日本は、やらなくてもいい戦争をし国民を途端の苦しみに陥れたと言っている。日本は最後の最後までアメリカと戦争をしたくなかった。ところがアメリカのルーズベルトに戦争に引きずり込まれていったわけです。第二次世界大戦後、多くのアジア諸国は日本に感謝していた。1955年タイの首相経験者が日本のおかげで白人と対等に話が出来るようになった。これは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったおかげ。日本というお母さんは難産をして母体を損なってしまったけれど生まれた子供、すなわち我々東南アジア諸国はすくすく育っていった。1941年12月8日の真珠湾攻撃は日本というお母さんが我々子供や孫達のために重大な決心をしてくれた日である。我々はこの日を忘れてはならないとコメントを残している。

 

*アメリカは日本を守ってくれない。

 

戦後40年間アメリカは軍事力でソ連を封じるため日本を必要とし日本言われるままにしていたが問題はなかった。1991年にアメリカが冷戦終結に伴い戦略計画を見直し日本の経済力がアメリカにとって最大の脅威になると判断し

た。今後の40年間かけて日本を経済支配すると言っている。アメリカに守ってもらっているという立場から抗うことは難しい。日本はこれから自立の道を探らなければならない。アメリカはリーマンショックからの立ち直りが大変だ

が当時市場に出回っているドル紙幣が9千億円が現在3兆ドルに増刷されたが日本は85兆円が87兆円に増えただけである。日銀は市中に出回るお金を増やす努力をし政府は公共事業を増やさないといけない。無駄と思われる公共事業でも大事である。