
講演前に自室で打ち合わせ



会場風景


迫害を受けた金子容子さん
「臓器移植で巨万の富を得ていたとされる、江沢民派、薄熙来氏…」
2006年、2人のカナダ人権専門家により明かされた、中国「臓器狩り」事件。無罪の囚人6万人以上が臓器奪取の犠牲になったとされている。しかも、2012年2月、当時の重慶市副市長・王立軍が成都市米国総領事館に亡命を求めた、通称「重慶事件」では、王は米国側に「臓器狩り」に関する重要な情報を米領事館側に提供したと言われている。
元副市長・王立軍が米国政府に渡したとされる機密文書によると、中国政界から失墜した重慶市元トップ・薄煕来氏と妻・谷開来被告(英国ビジネスマンのニール・ヘイウッド氏を殺害したとして死刑確定)が、この「臓器狩り」により巨万の富を得ていたということである。
2012年10月4日に米民主党と共和党議員の計106人が、連名でクリントン国務長官に書簡を送り、米政府が所有する囚人対象の「臓器狩り」の資料公開を求めた。
去る9月18日、国際教育発展組織(IED)やイタリアのNPO団体などはジュネーブで開かれた国連人権理事会第21回会議で、中国当局が組織的に臓器奪取を行っていることを報告し、国連に緊急調査を要請した。
今、中国の臓器狩りに関する世界的な関心が高まっている。