10/7 政経倶楽部 第70回例会で「尖閣問題について」講演

 ( 向かって右から、近藤昌之 副理事長、中津川、岡田幹彦 日本政策研究センター 主任研究員です。)

一般社団法人政経倶楽部連合会例会(ホテル ルポール麹町)にて、今回の尖閣問題をテーマに講演いたしました。要旨は以下の通りです。

 

講演・衆議院議員 中津川博郷

「中国人船長釈放問題」

 

今回の事件は、中国漁船が日本の海上保安庁の巡視船2隻に体当たりをしてきたという悪質でとんでもない事件だ。釈放後の見通しも立たないまま中国の圧力に屈した。軟弱外交、全面敗北だ。中国思想は、日本の武士道精神とは全然違う。脅せば言う事を聞く、という外交をまざまざと見せ付けられた。

 

釈放発表後の27日に、私は盟友の松原仁ほか73名の仲間と緊急声明を出した。厳重に抗議し、真相の究明を続けていくというものだ。さらに突っ込んだ内容を具体的に提言するため12名の国会議員で声明を出した。

 

今回の尖閣の問題は、レアアースの禁輸や中国からの観光客1万人ストップ等経済的な圧力に発展した。さらに、中国の丹羽大使が5回も呼び出されている。そのあたりの事情も直接丹羽大使から聴取するべきだ。また、直ちにビデオを公開し、国際世論を味方につけてそこから外交に入ることを一番最初にやるべきだった。もう、できない。人質もとられ、レアアースも全面解禁ではない。大失態だ。また、尖閣諸島に自衛隊を駐留させるべきだ。実行支配と言っても、人を置かないし、中の整備もしていない。さらに、北方領土、竹島の問題がある。これは尖閣とは質が違う。竹島は日本の弱腰外交のために韓国に実効支配されてしまった。尖閣諸島は完全に日本のものだ。日清戦争のあと中国は主張しなかった。日本人が鰹節の工場を開拓し、具の加工でぼたんの輸出もしていた。石油と天然ガスが出ることから中国が自分のものだと言ってきた。

 

私達が2つの声明を出した後、民主党内で長島昭久さん達が43名で建白書も出した。超党派では原口一博さんや岩屋毅さん等の「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」も立ち上がった。それらの先駆けとなったわけだ。

 

今回多くの激励が来た。問題は、今後どうしていくかだ。

 

まずは、尖閣諸島を完全に実効支配することだ。壊れかけた灯台を直す。最西端の与那国に3000万円の予算がついた。そこに自衛隊を置くべきだ。現在、民主党内で中国とのパイプを持っているのは小沢一郎さんと田中真紀子さんだ。こういうチャンネル、人脈を使って交渉することもあったのではないか。

国民の希薄な領土問題意識を変える必要がある。北方四島(歯舞、色丹、択捉、国後)の場所が小学生から言えて書けるようにきっちり教育するよう、文科省に提唱している。中国は変な国。紳士的に接触しても紳士的に返ってこない。そこを理解して外交というものはしたたかに取り組まなければならない。